メロン星人の日記その4

メロン星人の日記その4
待たせたようねっ!

おっ!お前は!?
事務所の指示でお姉系として振る舞うように言われた実は普通の二枚目俳優君じゃないか!

どっ!?どうして君がメロン星に!?
私も地球での芸能活動に限界を感じてメロン星に向けてカプセル型宇宙船に乗船してきた一人、、、途中戦闘民族に襲われそうになったけどなんとか難を逃れたわ、、、

私はどうやらお姉言葉が抜けきるまで
しばらく時間がかかりそうなの 

どうかこのお城でかくまって、、

地球の芸能活動はさぞかし大変なんだろう
長年、お姉系を演じてきたことで
普段は普通の好青年なのにこのカツラと薄着のドレスの時はお姉言葉が抜けきらないようだ  完全に仕事スイッチが入っているようだ

私は、彼を不憫だな、、と思い
メロンの皮で出来たコートを
彼にそっとかけてあげた
所々、ジャストフィットとは言えず
モコモコしているが、メロン星は
温室管理のため、少し気温が低く設定されている。お姉系キャラのために薄着をしている
彼にはかけがえのない防寒着になるはずだ

さあ、ここに長居していても危ない!いつパンプキン坊やの勢力が攻めてきてもおかしくない情勢なのだ

事務所の指示で筋トレを欠かさずしてきた彼の隆起した肩に手を回し、形がいびつだったり、賞味期限が切れかけた避難メロン所があるので
そこで静養するように伝えると彼は急に野太い男の声でこういった

ああ!?パンプキン坊や!?
そいつ、オレの地元の後輩ですよ!
あんまり、調子こいてると
締め上げてやりますんで!

私は思った、、、起死回生の一手が我が手元に転がって来たのではないかと、、、


続く

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真鯛